涙道内視鏡下手術について
直径0.9ミリの涙道内視鏡によって、涙の排水管(涙道)閉塞を開放し、管腔を拡げる目的でゴム様のチューブを留置する治療です。
切開をしないので出血は極めて少なく、術後の安静も特に必要はなく体への負担が少ないのが特徴です。一方で、完全治癒率は約70~80%と治療成績に限界はあるため、再手術は半導体レーザを用いたり、鼻粘膜切開や骨壁切除を施す涙嚢鼻腔吻合術が必要になる場合もあります。
近視が進行する原因は(日本眼科医会)
近視進行の抑制に、クロセチンが効果的と報告
H31年2月22日に、ロート製薬から眼科のサプリメントとしてクリアビジョンジュニアEXが発売されました。従来から通販でクリアビジョンジュニア(ビルベリー、ルテイン、クロセチン含有)もありますが、効果が確認されているのはクロセチンのみです(10倍量のクロセチン含有されます)。眼科医療機関のみの販売となります。
クロセチンは、クチナシの実やサフランなどに含まれるカロテノイド色素です。ソフトカプセルに、特定原材料7品目中でエビ、カニ、小麦、卵、乳製品が含まれており、当該の食物アレルギーのある方はご使用できません。
太陽光のバイオレット色が、同様の進行抑制効果あり
H30年11月18日の第三回近視研究会にて、慶応義塾大学医学部眼科の坪田一男研究グループから、近視を誘導したモデルに投与し著明な改善を認めた報告がされました。近視進行を抑制するEGR1遺伝子の発現促進がそのメカニズムですが、屋外活動における太陽光バイオレット光線暴露も同様な発現効果が確認されています。
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